鹿児島大学牛海綿状脳症対策プロジェクト

 

プロジェクトメンバーの社会活動報告書

市民公開講座の開催: 講演ファイルのダウンロード

冊子配布
これらをCDRに収録して、全国に配布しました。

 

市民公開講座: もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

主催:鹿児島大学牛海綿状脳症対策プロジェクト

共催:鹿児島県

後援:鹿児島市・鹿児島県獣医師会

期日:20011222日(土曜) 14時〜16時

場所:鹿児島県医師会館(西駅前ナポリ通り)

 

牛海綿状脳症(狂牛病)の正しい知識

小野寺 節(東京大学大学院農学生命科学研究科教授)

「口から入った異常プリオンが脳に達するまでの関所」や、「牛肉と危険4部位(脳脊髄など)における異常プリオン量の違いと感染性」についてのお話し。

 

ヒトのプリオン病(ヒト海綿状脳症)について: ◆◆◆  牛肉はなぜ安全なのか  ◆◆◆

納 光弘(鹿児島大学医学部付属病院長・内科学第三講座教授)

「ヒトのプリオン病(ヤコブ病)の実状」と、「英国・アイルランドで、かつての騒動から、今や安心して牛肉を食べ始めている現状」のお話し。

 

350名の市民が会場を埋め、終了予定時間を越えて4時40分まで質疑応答が続きました。とくに、納教授が「英国における新型ヤコブ病患者の発生が初期の予測を大幅に下回っていることを指摘され、異常プリオンが正常プリオンを異常に変えるためには、10万個集まらないと起きない(最少感染単位)」という最新学説を紹介されました。すなわち、1個や数10個の異常プリオンを口にしても全く危険性はなく、10万個以上食べて脳に達するきわめて希な事態でしか新型ヤコブ病にはならないことを意味します。18万頭のBSE牛が発生した英国において、当時の病理組織学的検査のみでは多数の見逃し例があったと推測され、「1個の以上プリオンが正常プリオンを異常に変える」との仮定で最悪の場合には英国民全てが感染するというシナリオは、もはや英国やヨーロッパの科学者は信じていないとするものです。脳を食べる習慣がない日本で、しかも健康な牛についてまで特定危険部位(脳、脊髄、眼、回腸末端部)が市場に出回らないシステムができている現状で、危険性は全くないことを理解した聴衆が両先生に感謝して盛大な拍手で会を閉じました。

南日本新聞 12月23日 記事

 

市民講座 「国産牛肉消費拡大セミナー」

主催: 鹿児島県食肉事業協同組合連合会・南日本新聞社

後援: 鹿児島県、鹿児島県教育委員会、農林水産省生産局畜産部、農畜産業振興事業団、全国食肉事業協同組合連合会

期日:200232日(土曜) 1330分〜1610

 

ヒトのプリオン病(ヒト海綿状脳症)について: ◆◆◆  牛肉はなぜ安全なのか  ◆◆◆

納 光弘(鹿児島大学医学部付属病院長・内科学第三講座教授)

ヒトのプリオン病(ヒト海綿状脳症)について: ◆◆◆  牛肉はなぜ安全なのか  ◆◆◆

岡本嘉六(鹿児島大学農学部教授)

 

3月2日に南日本新聞社と鹿児島県食肉事業協同組合連合会の主催によって開催された市民講座 「国産牛肉消費拡大セミナー」について、南日本新聞社が全面紹介記事を掲載しました。流通関係の偽装表示等が続き、消費者不安は消えないでおりますが、今や「我らが子孫の食料を安定確保し、食の安全性を保障する」ために、国民が一体となって努力することが必要になっています。すなわち、生産者、流通業者、消費者といった固定枠組みで語るのではなく、「食を確保できない民族は滅亡してきた」という古来からの歴史を踏まえ、「食の安全性保証システム」を築くことにより国民としての信頼関係を再構築する必要に迫られています。

1994年のウルグアイ・ラウンド妥結以降、農水畜産物の国際流通の時代に突入し、消費者は生産物の素性を知ることができなくなりました。地域流通が主体だった農産物については、当初から国際流通を目指した工業製品などと違って、「商品表示」の歴史が浅く、業界の認識が不充分であったことが、今問われているのです(無人販売など、我が鹿児島ではノーブランド販売がまだまだ多いのですが、生産者の顔が見えていれば、「表示」など無用のものです)。生産者と消費者の間にあって第三者が素性を確認して保証する、国際流通時代に相応しい「食の安全性保証システム」が求められているのであって、そうした社会システム作りは、生産者や流通業者だけでできるものではありません。国際的なシステム作りは、そうした固定枠組みを超えて対処することから始まります。

南日本新聞 2月3日 広告

南日本新聞 2月13日・15日・18日 広告

南日本新聞 3月27日 タイトル

南日本新聞 納 先生講演記事

南日本新聞 岡本講演記事

 

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